熱布バックケアプロジェクトについて

熱布バックケアプロジェクトについて

手のイラスト

私たちは、看護現場で当たり前に使っていた綿タオルが不織布に代わっていくことに強い危機感を持っています。

タオルと熱湯を用いた熱布清拭は、入浴できない患者さんの身体の清潔に有用なばかりか、安楽性を図るうえで看護技術の核と位置づけられ、自然の回復過程を調えるために有用な技術で験知と科学的検証によって明らかにされてきています(川嶋,2017)。

そこで、せめて背部だけでも、心地よいケアである熱布を用いたケアを必要とする患者さんに提供してもらうために、2017年から もっとも人間的で基本的なケアである「熱布バックケア」を普及するためのプロジェクトを立ち上げました。