熱布の当て方

貼付と手掌での密着(側臥位の場合)

  1. 用意した熱布を二つ折りにしたままで,熱さ加減を施行者の前腕内側で確認する
  1. 熱布の一部を患者さんの背部にあて,熱さ加減を確認する
  2. 熱布を背部全体にあてる(後頸部から腰部まで)
    • 皮膚に直接触れる1 枚は熱くないことを確認してから
      (温度の感じ方には個人差があるので,当てた直後に必ず熱さを患者さんに確認)
    • 2 枚目(皮膚に直接触れない熱布)は熱いまま!
    • 腰部に四つ折り熱布を1 枚
    • もう1 枚あれば後頸部に当てるか,全体に重ねる
    • ビニールを挟むことで保温効果が上がる。そうすることでバスタオルやシーツなどを濡らさないため,患者・家族の負担が減る
    • ビニールとバスタオルの併用で10 分程度,温度を持続できる
  1. 覆ったバスタオルの上から手掌でしっかり押さえ,脊柱から外側に向けて上から下方へと全体を密着させる
    *手掌で密着させて温熱感を伝える